今回はネット上で見かけた話をいくつか:
そのいち:
30日、「ホスト界の帝王」として有名なタレントのROLAND(ローランド)氏は、インスタグラムで紺綬褒章の受章を報告しました。
氏は「やらない善より、やる偽善 寄付しない常識人より、寄付するホスト」と書き出し、「本日天皇陛下より紺綬褒章を頂きました」と報告。章記を手にした様子を公開しました。
これに対して「偽善でも、やらない人よりすばらしい」(i) って書き込んだ人がいたそうで、思わず笑ってしまいました。ローランドさんに向けて偽善だと言っているみたいに聞こえるので。水商売出身だととやかく言われることもあるそうですが、それこそ「職業に貴賎なし」です。「ホストを頑張っていれば いつの日か人様の役に立てる日だってくる」と言い切れるのが素晴らしい。
(i) ローランドさんが出演する某局の俳句番組を意識して五・七・五に寄せたのかも知れませんが、失礼ながら駄作だと思います。偽善と言われようと、人のためになることをするのは素晴らしい、ってことを書きたかったのだろうと思いたいですけど。
さて、こんな事を書いてる元・水の分析屋さん、何かの、誰かの役に立ててるかな~
そのに:
猫にまつわる『ラッキーを呼ぶジンクス』
○ 猫のくしゃみは幸せの前兆
○ 黒猫の夢を見ると宝くじが当たる
○ 猫の「ヒゲ」は運気上昇
○ 猫の「カギ尻尾」(ii) は幸せを運ぶ
○「三毛猫」で商売繁盛
これ、元・水の分析屋さんが知っている「ジンクス」と違う! 英語の jinx は、縁起の悪い人、こと、もの。ラッキーを呼んでどうしますか。それとも、ラッキーはヒグマちゃんの名前とでも言うのか(だったら、絶対呼んじゃダメです)。
(ii) 40年ほど前に登場、人気を博した「うちのタマ知りませんか?」のタマはカギしっぽの持ち主でした。「タマ」とよぶとおしりをふります・・・ほかのなまえをよんでもおなじことをします・・・これでは探せそうにないです。

そのさん:
京都府内で特殊詐欺事件が相次ぐ中、京都府警は府内に住む30代男性の携帯電話にかかってきた不審な電話の録音を公開した。
犯人側の男は「大阪府警生活安全部のオオノ」と名乗って、次に男性名義の口座が勝手に開設され、さらに犯罪収益の受け取りに悪用されていると告げる。その上で「日本国憲法9条で決まっております、『犯罪収益隠匿罪』というものが成立します」。冷静になれば荒唐無稽な理由だが、その後も男性の不安をあおるように会話を続けた・・・
お間違いのないように「日本国憲法」:
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。
・・・ 犯罪収益だなんて、どこに書いてあるというのか。猛暑のせいか、詐欺師の手口までもおかしなことになっています。詐欺行為をはたらく輩に言って聞かせるみたいですが、あんたらも頭を冷やしなさいよ。
そのよん:
ずっと昔の中国の話。斉の政治家・崔杼(さいちょ)は、斉の君主に荘公を擁立し、実権を握っていました。しかし、荘公が崔杼の妻と密通したため、怒った崔杼は荘公を殺害。代わりに景公を擁立しました(言うまでもなく傀儡です)。そこで、です。
太史書曰 崔杼弑其君 崔子殺之 其弟嗣書 而死者二人 其弟又書 乃舎之 南史氏聞太史盡死 執簡以往 聞既書矣 乃還 (春秋左氏伝 襄公二十五年)
斉の太史は『崔杼、其の君を弑す』と事実を史書に書いたので、崔杼はこれを殺した。後をついだ太史の弟も同じことを書いて、二人目も殺された。しかし彼らの弟がまた同じことを書いたので、とうとうこれをゆるした。太史兄弟が殺されたことを聞いた別の史官は『崔杼其の君を弑す』と書いた竹簡を持って駆けつけたが、すでに事実が記録されたと聞いて帰っていきました。
そうそう(劉備、孫権・・・)。この話で「ペンは剣より強し」という言葉を思い浮かべる人もおいでかと思います。しかし、「ペンは剣より強し」の本当の意味は、権力者のサインの力は武力よりも強い(iii) 、です。エドワード・ブルワー・リットンが1839年に発表した歴史劇「リシュリューあるいは謀略(Richelieu; Or the Conspiracy)」に出てきた言葉だそう。ある意味、文民統制がきちんと整っている状態とも言えるかも。
(iii) 一部の軍人が何か企てたとしても、軍を掌握する権力者が「鎮圧せよ」との命令書にサインすればゲームセット、というような意味です。例外はあるかも知れないですが、まあ、そうしたものなのでしょう。
そのご:
文部科学省は、全国学力テストの結果について、身につけた知識を活用する力に課題がみられたなどとする分析結果を公表した・・・・・・
小学校6年生、数直線上に示された数を答える問題の正答率が 35.4% だった、という例が記事になってました。「正答率が 35.4%」だったと言いますが、いくつかの選択肢から選ぶ問題だったようなので、当てずっぽうレベルの正解率と解釈すべきでしょう(三択問題でサイコロを使って答えれば 33.3% の確率で正解できます)。心配なことですが、単純な計算問題は短時間のうちにたくさんできるけれど、答えになった数の大小関係を問われると分からないらしい。つまり、計算ができるということさえも「身につけた知識」と言えるかどうかが怪しい状況だと思って、心配しているのです。
今日はこのへんで勘弁しておいて・・・ ですが、いろいろと心配事がありますね。
それではまた (^o^)/~~~