今日は腹が立っていることのネタ、ゴメンナサイ。
「こいつら、どこまでも無知無教養」という理解で合っているでしょうか。
【CNN のニュースから】
トランプ大統領は4日未明、一部の人々が「シャイロック」という言葉を反ユダヤ主義的と捉えていることについて、自身はそのような認識を持っていないと明らかにした。これに先立つ集会で同氏は、この言葉を発して不道徳な貸金業者を非難していた。
大統領専用機エアフォースワンを降りる際、トランプ氏は「そのように捉えたことは一度もない。私にとってシャイロックとは、高金利で金を貸す人のことだ」「私とは違う見方をしているのだろう。そんなふうに捉えたことは一度もない」と述べた。
米ユダヤ系団体「名誉毀損防止連盟」は4日午前、トランプ氏が演説でシャイロックを持ち出したことを非難。シャイロックという言葉について、「ユダヤ人と強欲に関する何世紀も前の反ユダヤ主義的表現を想起させ、非常に不快で危険。トランプ大統領がこの言葉を使用したことは、極めて問題であり、無責任だ」と主張した。また、「ユダヤ人にまつわる虚偽と陰謀論が依然としてどれほど深くこの国に根付いてるのか、今回の件が浮き彫りにしている」などと付け加えた。
西洋世界で国のトップに立つような人が、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」を知らないはずはない。ユダヤ人の金貸し、シャイロックは徹底的に悪役として描かれています。トランプ氏がそれを知らなかったとしたら、一般教養が身についていないという理由で、大学卒という学歴を疑います。上流階級の資格などないでしょう。優れた行動力をもち、聡明で美しいポーシャさんを推している庶民にも負けているかも(i)。
(i) 簡単な補足。借金を返済できない場合、代わりに「アントーニオ本人の肉1ポンド 」を受け取るという契約。生命の危険と本人の肉 1ポンドは切り離せないので、そんなの明らかにムリ筋です。ポーシャさんが法律家に扮するまでもない。最初から肉ではなくて生命を奪うつもりなのは明らか。ユダヤ人の金貸しは、そういう悪巧みを思いつく悪い奴、という設定なのです。
ほぼつながっている話:
トランプ氏が選挙運動中の集会その他で使っていた「Y.M.C.A.」。この曲をリリースしたグループ「ヴィレッジ・ピープル」のメンバーはゲイである、ということで集められた。その歌詞も、よき仲間との出会いの場となる Y.M.C.A. を歌いつつ、ゲイをイメージさせる内容になっている・・・・・・そういったこともあって、'Y.M.C.A.' は暗にゲイを指すスラングになっていますが、トランプ政権は、性的マイノリティには権利を認めない方向性。何だかおかしい。年寄りの怪しいダンスにちょうどよい曲を選んだだけで、背景にあるものには興味を示さないようです。
簡単にまとめますと、トランプのおっちゃん、シェイクスピア作品をまともには知らんかったんや。それに、選挙中にはどんな曲かも知らないで楽しそうに踊っておったわ。(笑)× 2 といったところでしょうか。
そう言えば、わが国にも、同性カップルには「生産性がない」とか、公然と言い放った政治家がおりますね。街頭演説で「黒人の人とかイスラム系の人たちが夜に集団でお酒を飲みながら騒いでたら怖い」(ii) とか、これまた平気でしゃべってるのもいます。こういった、差別的発言が止めどなく溢れてくるような人に、政治家やってもらっては困ります。
(ii) 酔っ払いのサラリーマンやガタイのいいお兄さんたちが騒いでも、日本人なら怖くないのでしょうか。新橋や神田のガード下など、考えようによっては相当怖い場所です。
もう一つ、たぶんそこにつながっている話。
怖いもの見たさに、S党の憲法構想案とやらをのぞき見してしまいました。
前文からしてどこの神話からの剽窃なのか・・・だし、第一条第三項は「天皇は、国民の幸せを祈る神聖な存在として侵してはならない」ときたもんです。これは、大日本帝国憲法第三条「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」の再来です(iii) 。コピペではないか。
(iii) いかなる場合においても、天皇の尊厳・名誉を損なうことがあってはならない・・・最後は「一億総懺悔」で、ある意味、全部「臣民」のせいになりましたね。
第四条「国は、主権を有し、独立して自ら決定する権限を有する」・・・ああ、頭痛で頭が痛い(大切なことなので、二度言いました)。「国のあり方」を決めるのが主権者(今の憲法では国民)なのですから、国が国のあり方を決める権利をもつ・・・これでは意味をなしていません。
こんなのは、マジメな気持ちでは読んでいられませんし、ツッコミどころ満載のはずなのに全然笑えもしません。彼らは、この案を本当に 2年もかけて練り上げたのでしょうか(2年もかけてこの程度か、というあきれ果て気分もあります)。現行憲法の三原則、「国民主権」 「基本的人権の尊重」 「平和主義」。これらが盛り込まれた背景にある歴史だって、自虐的史観だという理由で排除するのでしょう。
彼らが政党として活動できるということは、国民が支払った税金が彼らに交付されること。こんな歪んだ「憲法」を掲げて国家を語るような人たちを、日本人ファーストだと叫んでいればなんとかなるような人たちを、国政の場に送り込んで、大丈夫ですか? 正直なところ、あんたらのヘイトスピーチ(まがい)の発言や、それに群がってきて「正義」を振りかざす、そんな怪しい連中の方がよっぽど怖いです。
とまあ、こんなことをブログに書いてしまう奴がおりますが、これも怖いですね。あいつらには内緒にしておいてくださいね~