憲法記念日の記事で例にした2次方程式ですが、因数分解できることに気付けば、もっと簡単に解けます。

x=α, x=β が解になる最も簡単な2次方程式は (x-α)(x-β)=0 です。ここで2次の項の係数がa であることに注意して、「解と係数の関係」が導かれます。

残念ながら、これも覚えなさいって言われるみたいですね。あるいは「証明」しなさいって問題が出ることもあるらしい・・・ 計算問題じゃないのかと思いますが、これで証明になっているはず。

最初の変形 a(x-α)(x-β)=0 ですが、「因数定理」と呼ばれていて、残念ながら教科書では「解の公式」よりも後で登場するのがふつうだそうです・・・ああ、何やってるの。順番を考え直すべきでしょう。分かりやすくするために手順を尽くしてこその教科書じゃないのですかねぇ。
\(・_\)それは(/_・)/おいといて、「解と係数の関係」は α, β についての「基本対称式」になっておりますが、ここ、ちょっと説明が必要ですね。
「対称式」は変数(α と β)を入れ替えても何も変わらない式のことです。そして、すべての対称式は「基本対称式」のみを用いて表現できます。その基本対称式ですが、2変数の場合、α+β と αβ、3変数なら α+β+γ と αβ+βγ+γα と αβγ、4変数なら・・・(以下同様に拡張)です。ちょっとだけ練習問題を:

青い式が「基本対称式」です。中間試験や期末試験レベルでよく出題される(と思いますが)例題を4つ示しました。このような計算の練習が「努力のしどころ」だと思うのであります。
付け加えておきますが、ちょこっと計算すれば分かる「解と係数の関係」の式そのものではなくて、二つの解 α, β についての基本対称式であることをしっかり覚えるべきです。忘れかけた「解と係数の関係」を思い出す手がかりになりますから。
さて、今日も二酸化炭素を回収する話の続きです。
多少なりとも消費者の意識を変える効果はあったと思いたいのです
【ネットで見たニュースから】日本マクドナルドは9日、持ち帰り用のプラスチック製手さげ袋を刷新し、植物由来のバイオマスプラスチックの使用比率を従来の50%から95%に引き上げると発表。これに伴い、長崎県内でのみ試験的に実施していたレジ袋の有償販売(1枚5円)を、14日から無償提供に切り替える。また、長崎県内で1枚5円で行っていたレジ袋の有償販売を終了し、無償提供に戻すことも発表されました。
これについて実業家の三崎優太氏(元「青汁王子」の方が分かりやすいか)は11日までに X を更新、「マクドナルドがレジ袋の有料化を終了へ、本当に素晴らしい」と賛同の意を示しました。また、「これで誰が得するのか謎なくらい、面倒くさい制度だよな。全国に広がって欲しい」ともつづり、レジ袋有料化に対して持っていた疑問を表明しました。
この投稿には、「さすがマクドナルド」「本当に面倒くさい、毎回エコバッグを忘れる」「レジ袋有料化はめんどくさい」といった意見が寄せられました。また、「レジ袋有料化は全く意味がなかったですね」といった声や、「良い流れ!」「本当にそれです」と賛同するコメントも多く見られました。
実業家という立場からすれば、レジ袋をめぐる問題は「誰が得するのか謎」であって不思議はないですが、マクドナルドが手提げ袋のプラスチック素材を「植物由来のバイオマスの使用比率を従来の50%から95%に引き上げ」たところについてはどうお考えなのか。元・水の分析屋さんは、それができたから無償提供に戻す、と、理解したのですが。何でも SDGs の世の中と言えば聞こえが悪いですが、石油から作られるプラスチックを減らそうという努力は高く評価されてしかるべきです。単なる面倒くさがりや、毎回エコバッグを忘れる(i) ようなボケ症状で困っている人の意見は、この際無視したいと勝手に思っています。石油を原料とするプラスチックの使用量、ひいては生産量を減らす向きの努力は、コストを無視するわけにはいきませんが、やはり大切なのではないかな。
(i) 正直に言ってください。本当は「毎回忘れる」のではなくて、最初から「エコバッグなんか持つ気はない」のだと思いますが、違いますか。図星でしょ? 自前の買い物袋も持たず、店舗がサービス品として提供するポリ袋を必要以上に使い、立ち食いなんかで発生したプラスチックゴミもそのへんに捨ててるんでしょ? それが海洋に入って、マイクロプラスチックになっているんですよ。最初から最後まで環境を破壊する行為です。きっと「お前には関係ないだろ!」とか毒づくんでしょうけど、まあ、くれぐれも慎んで下さいね。
世界中の CO2 の排出量は年間370億トン CO2 といわれています。石油、石炭、天然ガスなど、いわゆる化石燃料の燃焼が主な排出源です。車を走らせたり航空機を飛ばしたり。暖房したり発電したり・・・ということです。
化石燃料の中でプラスチック製品になる量の割合はそれほど大きくはありません。原油の 3%ほどと言われています。それでも、これを削減しようとする意義は大きい。なぜなら、何にでも役立つと思われている石油の使いみちを一つ減らすことになるから。石油由来のプラスチックを使わない(使いたくない)人が増えれば、そうしたお客さんをもつ企業の対応も変わるはずです。
二酸化炭素の「回収」で地球温暖化の進行は止められるのか
ちょっと前まで「二酸化炭素の放出量と地球の温度上昇」、つまり、「E 億トン CO2 の放出で A℃ の気温上昇」という関係(気候感度)がよく議論されました。しかし、IPCC の第5次評価報告書(2013年)で、そんなこと言ってる場合ではないことがすでに示されております。

上の図は、以下のように解釈できます:
(1) 二酸化炭素の積算排出量と気温上昇がほぼ直線的な関係にある。
(2) 温度上昇の抑制目標を決めると、許容される積算排出量が決まってしまう。
(3) 「気候感度」については、不確定性の範囲はあるものの、議論の余地はない。
(4) 何にせよ、二酸化炭素の排出を減らせなければ明るい未来などない。
ここらへんを踏まえて、前回までに紹介した「DACシステム」とか、「海洋生物」や「海洋吸収」に頼る手法を考えましょう。CO2 回収の有力手段とみられてはいますが、年間370億トン CO2 という排出量に対して、どれも年間数十億トンの回収が関の山のようです。しかも、「回収」といいつつ、それなりにエネルギーを消費する。言葉は悪いですが、これでは「焼け石に水」です。
また、淡い期待を抱くようなことをさせてしまって申し訳なかったのですが、「海洋生物」「海洋吸収」、いずれの手段も、沿岸域や海洋表層で回収した CO2 を海底に堆積させる保証はありません。有機物の粒子となって沈降する途中で酸化分解すれば、無機の栄養塩となって表層にとどまります(あるいは、表層に戻ります)。幸運にも粒子のまま深層まで運ばれても、海底に堆積できずに水中に漂っていれば、粒子のままであろうと溶解していようと、「ブロッカーのコンベアベルト」に乗っかって、最終的には表層に戻ります。2000年スケールの循環とはいえ、結局は目先の問題を逃れて、ずっと先送りしただけになります。これじゃあダメじゃん。
元・水の分析屋さんの個人的な結論です。人間が光合成できないのであれば、地球温暖化への対応としては、まず CO2 排出を減らすこと。経済成長なんか気にしないで、とにかく CO2 排出を減らすのです。
経済産業省方面からは原子力発電を推奨する提案があるに違いないですが、これに全面的に頼るわけにはいきません。発電と引き替えに発生する放射性廃棄物の処理にも困りますし、使用期限がきたときの廃炉がうまく進まないことは、皆さんご覧になっているとおりです。困ったことを先送りするのは、政治家さんや役人たちの常套手段。これがまったくダメなのは、当たり前田のクラッカー(既出)です。
また、右肩上がりの成長が大好きな一般ピープルからも批判されるでしょう。でもね、日本の人口は今後減少するのです。経済の大きさだけの話であれば、「総生産」などではなくて「国民ひとりあたり」で評価することにすれば、十分によい状態が実現できるはず。国内の交通や情報通信部門のことは知らないことにしますけど。
世界に目を向けても、CO2 排出を十分に(極限まで)減らすことができれば、「DACシステム」とか、「海洋生物」や「海洋吸収」の手法を「ささやかに」実行することで、CO2 プラマイゼロが実現できるのではないかと思います。
最後に「知らんけど」って書いとかないといけませんかね~ あるいは「誰かが面白がって書いたのだろう。問題ない」ですみますかね~