ほぼ「自爆」行為のニュース。
バイクを運転しながら、対向車線を走る乗用車のドアミラーをすれ違いざまに足で蹴って壊したとして、51歳の男が逮捕されました。
○○○○容疑者(51)は調べに対し、「むしゃくしゃしたから八つ当たりした」などと容疑を認めているということです。 同じ日に同様の被害が近くで複数、確認されていて、警視庁が関連を調べています。
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○○○○容疑者の職業は警備員と書かれていたような気がします。まさか夜間無人のオフィスを警備中にむしゃくしゃして、大切なサーバーの電源を引っこ抜くとか、会議室の鍵穴に瞬間接着剤を詰めるとか、面白そうなことをしてなかったでしょうね。坐薬を鼻につめてやるとか、立ち食いそば座って食べてやるとか、頭かゆいけどオシリかいてやるとか、一口カツ三口で食べてやるとか、コーラを飲む前にゲップしてやるとか(嘉門達夫「反抗期」より)。八つ当たりもそこらへんで穏便に?すませればよかったのに。
もう一ついってみましょう。
52歳のキャバクラ従業員の男性が、客引き行為で現行犯逮捕されました。
男性は3日午後9時過ぎ、店の近くの路上で通行中の男性3人組に声をかけ、キャバクラへの客引き行為を行いました。しかし、その相手は実は客引き行為の取り締まりを行っていた私服の警察官だったのです。「キャバクラどうですか」「絶対後悔させないです」などと誘いの言葉をかけた直後に、風営法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
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キャバクラ従業員の男性、ですから、職業としてやっていたのですね。生活がかかっていたというのにお気の毒ですが、仕事中に「後悔させない」と言いきって逮捕されました。ご自身は後悔することしきりであろうと思います。万引きは昔も今も金額によらず犯罪ですが、ポン引きはよっぽど悪質でなければ・・・という時代もありましたよね。まあ、令和の日本ではそうはいきません。
\(・_\)それは(/_・)/おいといて、今回の「二酸化炭素を回収する話」は【経済】としておきます。理由はすぐ分かると思いますよ~
謎の「J-クレジット制度」
J-クレジット制度とは、省エネ・再エネ設備の導入や森林管理等による温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして認証する制度です。2013年度より国内クレジット制度と J-VER(Japan Verified Emission Reduction)制度を一本化し、経済産業省・環境省・農林水産省が運営しています・・・というのが概略の説明ですが、下の図と合わせてみても、理解できるかどうか。

J-クレジット制度事務局(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社サステナビリティコンサルティング第1部)作成の資料からいただきです(i)。
(i) 大銀行の名前が入ったコンサルティング会社ですね。クライアントがお求めになるとおりの答えを作ってくれるに決まっています。経済産業省・環境省・農林水産省の希望どおりの内容がここにある、と考えて間違いないでしょう。税金をコンサルに流すだけじゃん。むしゃくしゃしてきますよね~
J-クレジットを創出するのは、温室効果ガスの排出削減や吸収量増加に寄与する事業を実施した者・組織です。J-クレジットを購入するのは、(悪く言いますが)温室効果ガスの排出量を削減したと評価されるような報告を行いたい者・組織です。この仕組みがあれば、CO2 を減らした努力を売却した側は、次の事業資金を得ることができ、他人様の努力を買い取った方では、CO2 削減する事業に資金を提供した/投資したことにできるわけです。J-クレジットを売買することで資金が回りやすくなり、温室効果ガスの排出削減の事業も発展する、という夢のような世界が描かれています。
ただ、ここで注意しなくてはならないのは、次のような但し書きが付いていることです。
「クレジット創出者は、創出されたJ-クレジットを他者に売却・譲渡した場合、CO2 削減価値を言及できなくなる。(クレジット活用者との CO2 削減価値の二重主張を回避するため)」
元・水の分析屋さんによる表現では「CO2 削減の努力は、最終的に買い取った者だけが主張できる」となります。上の図で「創出者」の中には「農業者、森林所有者」があって「大企業」はないのですが、「購入者」の方には「大企業」があって「農業者、森林所有者」は入ってない。どうみたって、「大企業」が「CO2 を減らしました」と主張する権利を買い取るための制度ですね。そして、経済産業省・環境省・農林水産省は、それを全力で後押しするということでしょう。・・・税金を使うんですよね。
後押しをする国の機関は、制度を管理して、手間ひまかけて認証して。それで「存在感」をアピールする。「CO2 削減なんてできそうにない」という大企業は、カネの力で「やってます感」を醸し出す(ii)。まあ、そんなものでしょう・・・せめて「スピード感」くらいは実感させてもらいたいものですが、さあ、どうでしょうね。
(ii) 国としては、大企業さん、こういう場でカネを使ってくれれば、絶対後悔させないです、ってところでしょうか。そうなると、ポン引きと大して違わないですね~ 違うって力強く言ってくださいね。
なので今回は【経済】です。